第三回2ch大会チーム感想(1)2006年12月06日 23時01分49秒

今回の大会も、素晴らしい機体やら面白い機体やらが沢山集まって、 嬉しいばかりである。

気になったいくつかのチームに関して、 アラクネー使いの観点でのちょっと偏ったコメントをしてみようと思う。 まずは2チーム。タイトルに(1)と書いたので、多分続く。

クロコダイル計画0a (アラクネー×3) by ニナガワCEO

恐らくCHPで愛読者(単なる読者ではなく、愛読者^_^;)が一番多いblogであろ うと私が勝手に想像している、楽しい開発記の書き手であるニナガワCEOさ んによるカノンアラクネー。作例を重ねるたびに確実に強くなっていく様が恐 ろしいが、今回は予測射撃の単機能実証機での参戦。

ほぼ対アラクネー専用機なのに、予選2回も本選もアラクネーに出会えない 不運振りが戦績に跳ね返ってきてしまっているが、 手元でヴェロニカ4と戦わせて見たら、 300mの距離からのカノンで序盤のうちに体力半分持って行かれて驚く。 手元にアラクネーをお持ちの方は戦わせてみると面白いかもしれない。 この成果が実戦機に取り込まれたものを早く見たいものだと思わせる、 将来性期待大の一品である。

トリックスターズ (トリンカー×3) by MA-2

前回の大会ではトリンカーで車両を巧みに焼き焦がす様が印象深かったMA-2さ んの作品。今回は車両に限らず、多脚、対空、すべての方面に対して有利に戦 うという恐るべき完成度を誇っている。

さすがに対空はビーム一本だけなので攻撃力は足らないが、その機体の小ささ を活かした被弾の少なさとミサイル避け&デス避けの巧さから、多くの飛行に 対して判定で優位に立っていた。

多脚に対して、というかヴェロニカ4に対してだが、 こちらのジャンプカノンをすべて伏せで回避しながら、 こちらの熱量判断無視距離までにじり寄って来る。 これだけさっぱり当たらないのはいただけない。トリンカー小さ過ぎ。 たまに当たっても、伏せているので転ばないし、ミサイルも全然当たらない。 こちらは自分の発射熱量とビーム被弾熱量であっさり熱死。

格闘機に対しては見事な退き撃ち、特にノーランダーに対しては絶妙のカラカ ラ散布、というほぼ全分野に隙の無い機体である。

ただ、ビーム連射は伏せでは避けられないし、低い位置からのカノン&レール も伏せでは避けにくいようで、冥界、バッド、バジリスクが苦手な相手であろ うか。あと、燃料切れをたまに見かけるのはしようがないところか。

これを見るとトリンカーを作りたくなるという、他者に憧れを抱かせる素晴ら しい機体。しかし、逆にこれだけの完成度を見せ付けられると、どう独自性を 出せばいいのやら?と、かえっておいそれと近づけないという相反した感想も 抱かせてもくれる。この感覚は、ACHILLES Xを見たときに受けた衝撃に似ている。

コメント

_ MA-2 ― 2006年12月07日 01時25分08秒

こんばんは
たびたび名前が出てて嬉しいです。
トリックスターの制作にあたり、
ヴェロニカ・ルージュ’には大変お世話になりました。

前大会の時にはカノンアラクネーには逆立ちしても
勝てないのではないかと大変悩んだものです。
近づいたあとに後ろを向いてカラカラを置いてみたり
後ろ向いたまま近づいてみたり
付近を回りながら地雷で囲んでみたり、、、
ビームだけで戦うことを思いつくのに時間がかかりました。

対飛行にしても
集中ロック、分散ロック、射撃中の敵ロック、冷却起動して16連射、などなど
色々作って今の形に収まりました。

え~っと、他人のブログに能書き書いてすみません。

_ nas_B ― 2006年12月07日 02時02分10秒

MA-2さん、いらっしゃませ。

いえいえ、こんなところですが、
製作談をご披露いただいてありがとうございます。参考になります。

あまり注目されていない機種を、他の一流機体に全く劣らない強さまでに仕上げる、
というのはかっこいいですね。
私も一度はやってみたいのですが、なかなかできることではありません。

これからも素敵な機体を期待しています。(^_^)
よろしくお願いします。

_ ニナガワ ― 2006年12月07日 03時55分52秒

ヴェロニカ挑戦歴=かるぽ歴のニナガワです。
弊ブログにて相手にしてくれオーラを出して見たのですが、記事にしていただけて大感謝であります。話題に上げて頂くとモチベーションが大幅にアップします。
私も他のプレイヤーのいろいろな機体を観戦して、レビューしたいのですが、自機の開発が手一杯な(くらい面白い)ので、そこまで手がまわりません。
MA-2さんへの記事の引用ですが、
>どう独自性を 出せばいいのやら?と、
>かえっておいそれと近づけないという相反した感想
これはそのまま、私にとっての初期のヴェロニカやクリムゾンがそうでした。
おかげで遠回りな?開発を進めることになり、それがまた楽しや発見にもつながっております。
総合力で勝負できる機体の作成には、あと1手、対空攻撃の開発(しかもなるべく変なやつ)が出来てからということになりますが、必ず完成させますので今しばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます。ぺこり。

_ nas_B ― 2006年12月13日 01時51分26秒

ニナガワさん、こんにちは。

ニナガワさんのブログは楽しいです。
毎日新しい装備を手に入れているRPGみたいです。
ときどき、装備してみたら「呪われていた!」
みたいなイベントも盛り込まれていますし。^_^;

早く全フィーチャーが合体するのを心待ちにしています。
マングースとクロコダイルとカメレオンが合体すると
何になるかは想像できませんが・・・(笑

> これはそのまま、私にとっての初期のヴェロニカやクリムゾンがそうでした。

うわぁ、これは身に余る光栄でありがとうございます。
ですが、流石にACHILLES XやMA-2さんのトリンカーの示した
テクノロジーギャップの甚だしさとは比べ物にならないと思いますが。
でも、ライバルが多いというのも、アラクネーの魅力のひとつですね。

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