第三回2ch大会参加 ― 2006年12月04日 00時21分55秒
2ch大会に参加した。 現在もっとも規模の大きい本格的な大会で、だいたい2ヶ月に一度、 今回が三回目になる。 第一回、第二回を上回る盛況ぶりで、 発売から4ヶ月も経ったソフトなのに新たな参加者も増えて嬉しい。 先月行われた小型CPU大会が呼び水になったのかもしれない。 やはり大会ともなると張り合いが出てくるので、 このまま細々とでもいいから、何年もコミュニティが続いてくれるとありがたい。
今回も毎度同じく懲りずにミサイルカノンアラクネーで参加した。 機体名は「ヴェロニカ4」。 相変わらず出来立てホヤホヤのギリギリエントリーである。 今回はバグが無いことを祈るのみ。
ヴェロニカ4 ― 2006年12月04日 20時50分21秒
第三回2ch大会に参加した機体について紹介する。ハードは以下の通り。
- アラクネー
- カノン+ムラマサ+タイフーン
- 150mm対徹甲装甲
- 冷却+冷却+シールド+シールド
前作のヴェロニカ・ルージュ'がベースである。ヴェロニカ・ルージュ’は、 ショット車両に対して極めて勝率が悪かったため、装甲を150mmに上げ、ECMを 冷却に変えた。追加した機能は以下の通り。
- エネルギー節約モード
- 連続ミサイルの防御 (最後の一発だけは回避)
- 格闘判定勝ちできそうなら格闘
アラクネーで150mm装甲とカノンを両立するとエネルギーが非常に厳しいこと になるため、飛行機にはよく実装されている低消費モードを追加した。エネル ギーが減ったら「ジャンプ射撃をしない」モードはもともとあったが、さらに 「ジャンプをしない」モードも追加した。このため、めったにエネルギー切れ で停止に陥ることはない。この間は後退とガードと射撃しかしないが、それで も結構働いてくれるものだ。
そこで調子に乗って215mmカノン95発装備という、贅沢なことをしてみた。エ ネルギー消費率187%という、ジャンプ射撃を多用するアラクネーにしては、か なり極まったチューニングだ。対車両戦は最初の40秒で勝負は着くので、ここ に戦力を集中した形だ。代償として、長期戦にはかなり向かなくなった。
ミサイル防御はECMを外したために、開幕ミサイルや連発ミサイル対策として 必要となった。ヴェロニカ・ルージュ’のムラマサ+タイフーンコンボも避け るが、今大会に出場している高レベル多脚にとっては、もはやこのレベルのミサ イル回避&防御は標準装備らしい。
総合的には、対車両は強化され、対飛行機はフライドに対し強化、他は同等。 もともとの対空力が高かったため、ここは問題無し。一方、長期戦が苦手なた め、それ以外、とくに対多脚に対してはかなり弱くなっている。特にショット アラクネーや冥界にはかなり分が悪い(実際、ショットアラクネーの代表格、 YsfanDiar9には全く勝てなかった)。
今大会も車両が多いだろう、という読みでこのようなセッティングにしたが、 ふたを開けると読みは大外れで、得意な車両と飛行機は少なく、苦手な多脚が 多いという状況であった。残念ながら今回の戦績は奮わない予感。
今回のメインスパーリングパートナーは、満デーイ04と神威2006(B)。この2チー ムにはヴェロニカ・ルージュ’ではほぼ勝てなかったが、なんとか五分以上の 勝負ができるぐらいまで持っていけて満足している。しかし、両者とも今大会 は不参加なのが寂しい。加えて、多脚では一式平山丁、月雲0930。これらはア ラクネーでアングリフに対してここまで戦える、ということを見せ付けてくれ た心強いライバルだ。これらに対するヴェロニカ4の勝率は3割と5割というとこ ろ。これらの新型はムラマサ+タイフーンコンボも通じないこともあって、さ らに分が悪くなっているだろうと思われる。そのほかにも、多くのチームにス パーリングパートナーとなっていただいたので、この場で感謝させていただく。
ありがとうございます。
なお、今回は色も名前もヴェロニカ2の系統に戻したが、ヴェロニカ・ルー ジュ’は色も名前も気に入っているので、これはこれで中量級アラクネーとし て別系統として作ろうと考えている。ただ、そろそろアラクネー以外も作りた くなったので、製作される日がいつ来るかは不明。
大会二次予選通過 ― 2006年12月05日 22時46分12秒
現在2ch大会が進行中である。 平日なのにあれよあれよと進行しており、 大会主催者様をはじめ審判さんたちの頑張りに感謝に絶えない。 とは言え、平日でもあるし、ゆっくり進行しても構わないと思うので、 自分自身の予定にも無理の無いように進めてほしい。
さて、我がヴェロニカ4は、一次予選の15チームリーグ戦では危なげなく2位 をいただいたが、二次予選の16チームを見ると、新たに冥界3チーム、ノーラ ンダー1チームが上がってきている。また、同リーグで苦戦した「YsfanDiar9」 や「全滅?3分もたたずにか?」など、苦手なアラクネー達とまた戦う羽目に。 正直、ここまで脚付きが多いとは想定外であった。ヴェロニカ4の調整は脚付 きに対してかなりなおざりだったので、冥界には本当に勝てない。これは、二 次予選落ちだろうと予測していた。
実際、第一ハーフは6勝9敗の11位。ほとんどの脚付きに負けている。こりゃ駄 目だろうと思っていると、第二ハーフはなんと10勝5敗の3位。ほぼ負け確定の 脚付き5チームに負けたのみで、他はすべて勝ってしまった。結果、総合でギ リギリの8位通過。予想外の幸運にありつけたようである。実際、手元では2割 しか勝てないはずのストームVX Ver7に2連勝したのが奇跡的である。
本戦は相性の悪いチームが減りそうなので、もう少し頑張ってくれそうと期待 している。とは言え、G-ONEさんの冥界「ACHILLES E」、たらこおにぎりさん のノーランダー「返り血纏いし行者達」、MA-2さんのトリンカー「トリックス ターズ」と、勝てそうもないチームが沢山いるのだが。
おまけ
この2次リーグ(上位AC)も、ホームアウェイ差が目立っていたので、 実際に各チームのホーム&アウェイごとの勝ち数を数えてみた。
Home & Away 8 + 12 ストームVX Ver7(ホイリーコーン×3)猫好き 6 + 10 ヴェロニカ4(アラクネー*3)nas_B 6 + 10 雷鳴の円舞曲(チァーイカ*3)RAVEN 6 + 7 オメガ重工強襲部隊01(ジェイラー*3) omega 3 + 10 刈取機(冥界*3)cockroach 5 + 8 全滅?3分もたたずにか?(アラクネ*3)KB 2 + 6.5 YsfanDiyar9(アラクネ*3)Yak 3 + 5 おでん屋さん(バッドドリーム*3)おでん屋さん 9 + 13 真葬危身ホイバスター(ホイリー1、チァーイカ2) ゆう 6 + 10.5 Phantom15(バジリスク*3) Rosuko 9 + 10 石弓1e(フライド*3)Kuma 7.5 + 12 ACHILLES E(冥界*3)G-ONE 7.5 + 10 返り血纏いし行者達(ノーランダー×3)たらこおにぎり 6 + 9.5 ひえますね(チァーイカ*3) Ice 6 + 9.5 チーム軽挙妄動(冥界×3) ぽぽんか 3 + 4 Vieira2(冥界×3)Stand.k
やはり、顕著に差が出ている。今ホームアウェイ差の要因として判っているの は、近接戦でしか顕現しないものだけのはずだが、飛行機など近距離戦をしな さそうなチームでも差がこれだけはっきりと出ると言うことは、なにか別の要 素でもあるのだろうか?
第三回2ch大会チーム感想(1) ― 2006年12月06日 23時01分49秒
今回の大会も、素晴らしい機体やら面白い機体やらが沢山集まって、 嬉しいばかりである。
気になったいくつかのチームに関して、 アラクネー使いの観点でのちょっと偏ったコメントをしてみようと思う。 まずは2チーム。タイトルに(1)と書いたので、多分続く。
クロコダイル計画0a (アラクネー×3) by ニナガワCEO
恐らくCHPで愛読者(単なる読者ではなく、愛読者^_^;)が一番多いblogであろ うと私が勝手に想像している、楽しい開発記の書き手であるニナガワCEOさ んによるカノンアラクネー。作例を重ねるたびに確実に強くなっていく様が恐 ろしいが、今回は予測射撃の単機能実証機での参戦。
ほぼ対アラクネー専用機なのに、予選2回も本選もアラクネーに出会えない 不運振りが戦績に跳ね返ってきてしまっているが、 手元でヴェロニカ4と戦わせて見たら、 300mの距離からのカノンで序盤のうちに体力半分持って行かれて驚く。 手元にアラクネーをお持ちの方は戦わせてみると面白いかもしれない。 この成果が実戦機に取り込まれたものを早く見たいものだと思わせる、 将来性期待大の一品である。
トリックスターズ (トリンカー×3) by MA-2
前回の大会ではトリンカーで車両を巧みに焼き焦がす様が印象深かったMA-2さ んの作品。今回は車両に限らず、多脚、対空、すべての方面に対して有利に戦 うという恐るべき完成度を誇っている。
さすがに対空はビーム一本だけなので攻撃力は足らないが、その機体の小ささ を活かした被弾の少なさとミサイル避け&デス避けの巧さから、多くの飛行に 対して判定で優位に立っていた。
多脚に対して、というかヴェロニカ4に対してだが、 こちらのジャンプカノンをすべて伏せで回避しながら、 こちらの熱量判断無視距離までにじり寄って来る。 これだけさっぱり当たらないのはいただけない。トリンカー小さ過ぎ。 たまに当たっても、伏せているので転ばないし、ミサイルも全然当たらない。 こちらは自分の発射熱量とビーム被弾熱量であっさり熱死。
格闘機に対しては見事な退き撃ち、特にノーランダーに対しては絶妙のカラカ ラ散布、というほぼ全分野に隙の無い機体である。
ただ、ビーム連射は伏せでは避けられないし、低い位置からのカノン&レール も伏せでは避けにくいようで、冥界、バッド、バジリスクが苦手な相手であろ うか。あと、燃料切れをたまに見かけるのはしようがないところか。
これを見るとトリンカーを作りたくなるという、他者に憧れを抱かせる素晴ら しい機体。しかし、逆にこれだけの完成度を見せ付けられると、どう独自性を 出せばいいのやら?と、かえっておいそれと近づけないという相反した感想も 抱かせてもくれる。この感覚は、ACHILLES Xを見たときに受けた衝撃に似ている。
師走 ― 2006年12月22日 00時01分08秒
最近忙しく、なかなか更新できずじまい。2ch大会機体感想も時期を逸したの で第1回で打ち切り。書こうと思っていた機体はすべて決勝上位に行ってしまっ たので、今さら書くこともないかな、と。どうもすみません。
忙しい中、死力を振り絞ってなんとかISAさんの小型CPU二脚大会に参加できた が、暇人さんの綾影みたいなかっこいいことをしたかったのに、手間をかけら れずに無念。
この調子では年越し大会はちょっと無理。美味しい企画なのでもったいない。 ただ、寂しい独り者枠ができたので、参加できるかもしれないとも思いつつあ る今日この頃。
年越し混成大会チーム結成 ― 2006年12月27日 01時19分27秒
年末の混成大会に単機出場枠ができたことだし、忙しいながらも既存機体のリ ファイン機で挑もうとしていたところ、するがさんのところで、チームメンバー をあと一人募集していたので、混ぜていただいた。するがさんのチキンと髭ピ ンクさんのバジに、うちのアラクネーのチーム構成になる予定。よろしくお願 いします。>お二方
で、ついでにリンクを張らせていただいた。
時間があれば、やはり3種揃えてみたかったのだが、今回は残念ながら見送り。 次回も同様の企画があるといいと願う。・・・もっとも、企画が欲しければ自 分で起こせばいい。そういう楽しみがあるのがCHPのすばらしい魅力のひとつ だ。