cat nas_B >/dev/null

レーティング表 に表示する情報を若干変更した。今回に限らず、時々少しずつ 変わっているのだが、見ればすぐ判るような変更点は説明していない。ただ、 今回は説明が必要な箇所が一点。個別チームデータのページで、「試合数、勝 利数、勝率」の項目が青く、または赤く表示される相手チームがたまにある。

青く表示されるのは、この相手に対してタイプ別レーティングから予測される 勝率に比べて、非常に高い戦績を上げているチームである。つまり、この相手 に対して非常に相性が良いか、またはたまたま運が良かったかのいずれかであ る。

赤く表示されるのは、逆に、この相手に対してタイプ別レーティングから予測 される勝率に比べて、非常に低い戦績に留まっているチームである。つまり、 この相手に対して非常に相性が悪いか、またはたまたま運が悪かったかのいず れかである。

例えば、「ＬｅｄｉＹａｓｔｒｅｂａ」の個別データの「満デーイ　０８」の 所を見ると、18戦0勝で赤く表示されている。これは、「満デーイ　０８」の 対空能力がいくら高いとはいえ、ちょっと負けすぎだ（実際、「満デーイ　０ ８」は「空襲部隊」に16戦13勝となっており、強力だが完璧ではない）。よっ て、「ＬｅｄｉＹａｓｔｒｅｂａ」は「満デーイ　０８」とは相性が悪いと言 える。

別の例では、同じく「ＬｅｄｉＹａｓｔｒｅｂａ」で、対「ヴェロニカ・イェー ガー」16戦8勝が赤く表示されているが、対「月雲１２０３」6戦2勝は赤くな い。これは奇妙に思われるかもしれないが、「月雲１２０３」は対飛行レーティ ングが23と非常に高いため、これに6戦2勝というのはそれほどまれなケースで はない。一方、「ヴェロニカ・イェーガー」の対飛行レーティングは21に留ま り、これでは「ＬｅｄｉＹａｓｔｒｅｂａ」の対多脚23と本来互角に戦えるも のではない。勝ち越せるはずの相手に引き分けていることから、「ＬｅｄｉＹ ａｓｔｒｅｂａ」は「ヴェロニカ・イェーガー」とは相性が悪いと言える。

このように、自分のチームにとって相性の良し悪しがあるチームがひと目で判 る仕組みになっている。チームデータのに表示される相手チーム数もそろそろ 増えてきたので、特徴のある相手チームが簡単に見つかるのは便利だろう。

とは言え、これも、実験的な要素がまだ多分にあり、やはり限られたデータか ら数値をこねくり回して出した推定結果なので、「こりゃ変だろ？」というも のもあるかもしれない。変なものがあれば是非コメントしてほしい。

ついでだが、起こりにくい戦果に青/赤の色が着くわけなので、試合データを 間違えて入力すると色が着き易い。色が着くと人の目にさらされてチェックさ れるので、ささやかながら誤データ入力検知にもなっている。

なお、アルゴリズムを専門用語を使って述べると、彼我のタイプ別レーティン グから求められる勝率を基にした二項検定で、実際の試合結果が上側5%の棄却 域に入った場合青く表示され、逆に下側5%の棄却域に入った場合赤く表示され る、となる。