レーティング 方式修正 ― 2007年03月16日 07時26分07秒
公開したてでなんだが、早速方式を2点ほど変更。
1点目。Phantom15bを基準にして2000点固定、としてみたが、全165チーム、約 500試合をこなしたPhantom15bでも、レーティングが500点ほど低い相手に負け ると1点下がることがある。1点は通常のチームならまったく問題にならないの だが、基準チームが下がると引き換えに全チームが上昇するため、実に落ち着 きがない。これは、再度方針を変え、「第2回~第4回2ch大会出場全チームの 平均点を固定」としようと思う。この平均は現在約1700点なので、固定 点は1700点にする。
ご協力を申し出ていただいたAさんには申し訳ありません。ただ、全チームと 戦ったPhantom15bは貴重なサンプルなので、これからの検討でもいろいろ利用 させていただきます。
よくあるレーティングの「平均的なプレイヤーは1500点」というきまりと比べ ると、2ch大会の平均点は平均的プレイヤーよりは高いと思われるから、これ はちょうどうまく符合している。これが1点目。
2点目。Q&Aにも書いているが、CHPレーティングでは同じ相手に勝利を重ねて も、その分の勝利ポイントが得られる訳ではなく、あくまでも1チーム分の勝 利ポイントしか得られない。回数を繰り返すことはより正確な勝率を得られる ので望ましいが、100%倒せる敵を何回倒しても、勝率100%が1回分と記録され るだけだ。
ただし、「2戦1勝で勝率50%」と「10戦5勝で勝率50%」は同じ勝率50%でも信頼 度が違う。この試合回数に基づく信頼度に応じて、同じ1回分でも重みが変わっ ている。つまり、「2戦2勝」よりも「10戦10勝」の方が重視される。もちろん、 「10戦10 勝」よりも「100戦100勝」の方が重視される。しかし、もともと 「10戦10勝」の戦績は信頼度が高いので、これ以上試合を重ねてももうほとん ど重みは上がらない。
で、この重みの計算方法をより妥当なように改良した。具体的にはベイズ事後 確率分布を用いて重みを求めている。が、これ以上の詳細は略。
上記2点の変更を施して、レーティングをアップデートした。今回は試合デー タが追加されていなかったので、変動は純粋にこちらの事情によるものである、 値は大きくは変わらないはずであるが、順位が入れ替わったりしてもどうか気 にしないでいただきたい。まだ、できたてホヤホヤのシステムなので、今後も こういうことはあるかもしれない。私自身は無いように祈っているが、もしあっ ても、見捨てずに暖かく見守って欲しい。
by nas_B [Carnage Heart] [Rating] [コメント(6)|トラックバック(0)]